歯科口腔外科
- HOME
- 歯科口腔外科
親知らずの治療について

初診では?
最初に問診をし、お口の中を拝見します。次にレントゲン写真を撮り、親知らずの位置や角度、そして隣の歯や周りの骨の状態をしっかりと調べます。抜歯が必要な患者さんにはそのむねをご説明し、ご都合や体調に合わせて抜歯の予約をお取りいただきます。
親知らずの近くには、太い神経と血管の入った管が通っています。この管の位置も、レントゲン写真で正確に把握します。
症例によっては、CTの設備のある医療機関でのCT撮影をお願いすることもあります。
水平埋伏の抜歯について

あごの奥に注射で局所麻酔をしたあと、歯ぐきを切ります。麻酔は通常2時間ほど効くようにしてあります。口を開けていやすいように、反対側の奥歯に軟らかいプラスチックを噛んでいただきます。

親知らずが埋まっている、歯の周りの骨が見えました。親知らずは、頭がほんの少し見えているだけ。こういう角度で埋っています。

親知らずを覆っている周りの骨を、抜く時の邪魔になる部分だけ、バーやノミで最小限削ります。こうしておくと抜くときに親知らずが引っかからず、周囲に余分なダメージを与えずにすみます。

このままでは抜く方向に隣の歯があり、抜くためのスペースがありません。そこで先に親知らずの歯冠をバーやノミで分割し、取り除いてスペースを作ります。

残った歯根をゆすって慎重に脱臼させ、そっと引っ張り出して抜きます。

溜まっていた汚れを取り、きれいに洗浄して縫合すれば終了です。標準的には、40分~1時間程度の手術です。